Registered 2022.04.10 Update 2023.05.21 技術習得:業務系アプリQ&A,独自開発
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ネット上やフリーアプリでバーコード生成できますが、Excelでも可能です。
Excelでは以下のバーコードが生成できます。
Excelがあれば無料でできます。アプリを探し回る必要はありません。
以下ではExcelでJANコード8桁で説明していきますが、基本的な操作は同じです。バーコードの選択とその設定のみ異なります。
JANコードの8桁目又は13桁目の数値は「チェックデジット」と呼ばれる番号です。
本来の数値は前7桁又は12桁で、最後の1桁はバーコードの読み取りが正しくい行われたかをチェックするためのものとなっています。
この「チェックデジット」は算出する必要があります。
尚、QRコードはテキストがあれば良いので、チェックデジットは不要です。この章を飛ばして「バーコードを生成する」から読み進めてください。
計算式は「=10-RIGHT(SUM(B2,D2,F2,H2)*3+SUM(C2,E2,G2)*1,1)」です。
解体すると以下のとおりです。
上記では方眼Excelに値を1つずつ入れました。
しかし、実際の現場では「7桁を1セルに入れた情報」を入手することが多いです。
数式で分割することもできますが、大概の人は手入力でバラバラにして、誤入力します。
そこで、「7桁を1セルに入れた情報」から一括でチェックデジットを計算したのが下図です。
解体すると以下のとおりです。
MID関数は「対象セルの値の内、左から●文字目~●文字目を抽出する」ことができる関数で、1文字抽出をしています。
上記までで必要な情報を入手できていることが前提です。
QRコードはテキストがあれば良いので、チェックデジットは不要です。このまま読み進めてください。
Excelを起動し、リボン[開発]→[コントロール]→[挿入]を選択して表示されるメニューの右下[コントロールの選択]を選択してください。
コンソール選択画面から[Microsoft BarCode Control]を選択して、[OK]ボタンを選択してください。
尚、バージョン番号(見本画像では16.0)は、使用中のExcelによって異なります。
カーソルが十字「+」になるので、画面内の適当なところを選択してください。「Sample」バーコードが表示されます。
この時、[開発]タブのデザインモードがONの状態に切り替わっています。
バーコードを右クリックし、表示するメニューから[Microsoft BarCode Contral]のプロパティを選択してください。
スタイル「JAN8」、サブスタイル「標準」に設定し、OKボタンを選択してください。
このスタイルでQRコードなどを選択できます。
項目「Value」に8桁のバーコード値を入れてください。QRコードはURLなどのテキストを入力してください。その他のバーコードも同様です。
バーコードのサイズ変更や移動が終わったら、デザインモードをクリックし、OFFに切り替えてください。
バーコードの移動及び編集不可状態で固定されます。
編集する場合は、再度デザインモードをONに切り替えてください。
Excelで作成したバーコード画像の大きさは変更可能ですが、バーコードの長さを揃える加工や下部数字サイズの加工はできません。
これらを行いたいときは、ネット上のフリーツール、フリーアプリなどを使うことをお勧めします。
Adobe IllustratorなどのEPSファイルを扱えるアプリをお持ちなら、EPSファイルでダウンロードできるサービスを使うと便利です。