Registered 2022.04.30 Update 2023.05.21  自己防衛:必須なIT知識とQ&A

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長文は読まれない

長文の資料は目を通すより、眺める程度です。

みっちり内容の詰まった表も数値を眺めて終わりです。異常値すら見つかりません。

グラフは読むもの、ではなく眺めてわかった気になるものとして扱われます。

尚、自社アプリに添付した操作説明書などは開くことすらされません。わからなければ誰かに聞くか、押し付けるだけで済ませています。

凝ったものより、単純明解を心がける

見出しと本文が一目でわかるようにフォント種類やサイズ、太さなどを変えるのはもちろんですが、その他も見やすくしましょう

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余計なものを付けると難癖が付いたり、装飾部分に気を取られて内容を読んでもらえません。

読み流されてもざっと意味が分かるもの、読み返して「この辺に書いてあった気がする」と予測できるようにしましょう。

ブロック単位を意識して作成すると良いですね。

動画は短く。早送り再生にも耐えられる作り方をする

説明文を読まない人は気が短いので短時間の動画ですら見ません。

YouTubeでも1.25倍~2倍の早送り視聴が当た前のように行われています。

資料によって再生時間許容範囲は異なりますが、必要部分のみ視聴可能にしましょう。

ただし、動画の最初にタイトルが無いと後で不便なので、削りすぎないようにしてください。

情報は簡潔に。ただし全部載せておく

「どうせ読まれない資料なら、内容はいい加減でもいいよね。」

という考えは捨ててください。

情報が不足していると「資料の内容が薄くて使い物にならない。読む必要すらないから読まなかった」と言い訳されます。

建設コンサル勤務時代は「根拠を示せ」、「証拠を残せ」、「出典を明記せよ」などの言葉を聞きました。

未だに忘れられません。

きっちり読み込む人には要注意

長文を読まない人もいる一方で、資料の隅から隅まで目を通す人もいます。

このタイプには校正・校閲・推敲を終えた完全版を提供しないといけません。

不足部分があれば付け足すように要求が来ます。

レイアウトが気にくわないとき、文章の統一性が乱れているとき、どんな小さなことでも指摘します。重箱の隅をつついてきます。画像内の車の色が気にくわないとか、どうでもいいことも気にします。

手抜きも必要ですが、抜きすぎにもご注意ください。

説明に表やグラフ、画像や動画をお勧めすることのまとめ

長文を読むには年齢性別問わず、個人の能力と気力が必要です。

全部理解しないと先を読まない人は途中で積むことが多く、ざっくり通し読みする人は読みたいところだけ読んでます。

万人受けする資料は存在しません。

資料作成に慣れない人は、資料が必要な対象となるグループの内、読んで理解する能力が中央値の人に合わせて作成しましょう。

そのあとに不足分を補っていくと考えれば、心が楽になります。

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