Registered 2022.04.30 Update 2023.05.21 自己防衛:必須なIT知識とQ&A
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PDFを開いた時の動作設定は「プロパティ画面」から行います。
開き方は[ファイル]→[プロパティ]から起動してください。
タブ名 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
概要 | ファイルの作成者などの概要設定 | 確認及び設定は必須 |
セキュリティ | パスワードなどの設定 | |
フォント | 埋め込みフォントなどの確認 | |
開き方 | ファイルを開いたときの設定 | 確認及び設定は必須 |
カスタム | バージョン番号や会社名などのメタデータを編集 | |
詳細設定 | 印刷や読み上げなどの設定 |
概要はWindowsのエクスプローラでファイル名にマウスを載せたときに表示される部分です。
Wordから印刷してPDF化するとタイトルが英数字に、作成者はインストール時の名前になっているので、他人と共有するファイルは概要を編集してください。
建設コンサル勤務時代は、電子納品時にファイル名が英数字表記になるためファイルを開かないと内容がわからず、必須編集項目として社内手順書に入れていました。
PDFにフォントを埋め込むとファイルサイズが少し大きくなるらしく、電子納品では「埋め込まない」ことになっています。
しかし、フォントを埋め込まないファイルを該当フォントが無い端末で開くと、フォント置換で別フォントに置き換えられます。最悪文字化けします。
フォント埋め込みについて特記が無ければ、埋め込んだほうがいいと思います。
PDFを開いたときの表示方法を適切に設定できれば、閲覧者に使い勝手の良いファイルになります。
しおりを付けたPDFは[しおりパネルとページ]を選択してください。
ページレイアウトは好みですが、個人的に[単一ページ]がおすすめです。
開くページで[1ページ(表紙ページ)]を設定したときは、倍率を全体表示に設定すると親切です。
また、[開くページ]で目次や更新履歴ページを設定したときの倍率は、[幅に合わせる]がおすすめです。
ウインドウオプションを変更すると「表示がおかしい、鬱陶しい」と思うユーザーが多く、ユーザー負担になりやすいので、特に変更する必要はないと思います。
ユーザーインターフェイスも変更をお勧めしません。
ユーザーインターフェイスの変更は、ユーザーの負担になります。
ユーザーの行動に制限を設けたいなら、ファイルパスワード管理での制御をお勧めします。
PDF内の特定のページ、特定の箇所に対して「しおり」を付け、しおり名をクリックすると、該当箇所を表示できます。
ページ内ショートカットと思ってもらえればわかるかと思います。
しおりはPDF上で追加、編集、削除が可能です。
しおり画面を開き、PDFの該当ページを開いた状態で「しおり追加ボタン」をクリックすると生成できます。
「名前を変更」や「移動先の設定(開き方の編集も可)」を正しく行うと、閲覧性が向上します。
Word上で見出しを付けた状態から「しおりを付けてPDF」する設定でPDF化すると「しおり」が付きます。
ただし、バグらない保証は無いので必ず挙動確認をしてください。
あらかじめPDFの設定を行うと、ユーザーの利便性を向上させたり、利用制限ができます。
開き方の設定をやりすぎたり、利用制限のやりすぎは利便性や効率化を低下させるので、ユーザー目線での設定を推奨します。