Registered 2022.11.10 Update 2023.05.21  自己防衛:必須なIT知識とQ&A

目次

検索文字列が少ない

例えば「Excelの関数でIF文を使った条件付き書式の事例を検索したい」時、「Excel IF文 条件付き書式」と検索キーワードに入れるかと思います。
これに「数式」を入れることで、ちょっとだけ検索結果を絞れます。

ただ、検索文字列を工夫しても目的のサイトにたどり着けないこともあります。
これは作成の裏側を知っておくことで、対策の糸口が見えるかと思うので、以下で紹介します。

SEO対策

一般的にWebsiteは「SEO対策」という、検索エンジンに検索されやすい対策を施しています。

例えばWordPressやYouTubeは最初からSEO対策されたファイルを生成するようになっているため、投稿者が意識しなくても投稿しただけでGoogle検索に登録され、検索結果の上位に表示されやすいです。

このようにSEO対策が最初からされているシステムを利用したサイトほど検索結果上位に表示されるため、大手のシステムを利用したサイトばかり上位に表示されます。

スパムブログやスパムサイトと、アフィリエイトサイトの違い

アフィリエイトなどの広告収入が目的のブログやサイトがアフィリエイトサイトやアフィブログなどと呼ばれています。

「スパムサイト」や「スパムブログ」は、アフィリエイトなどの収益を得るため、不正な手段まで使ってSEO対策をしているものを言います。「検索スパム」とも呼ばれます。
広告収入の得やすい分野で見かけますが、当サイトのような技術系も存在します。

これらのサイトはアクセスを誘導するためのキーワードがふんだんに書き込まれていますが、「どこかで見たテキストをコピペ」しているため、似た内容のサイトが量産されます。

ニュースのヘッドラインを箇条書きしただけのサイトは「引用スパム」と呼ばれる種類のものです。
外国語サイトを自動翻訳して自分で作ったレイアウトに落とし込む自動生成ツールもあります。日本語がおかしいのは大概コレです。一時期技術系で大量に検索されていました。

これらのサイトの大半は「WEB上のデータを勝手に拾って勝手にページを生成する自動システム」で作られています。さらに、しっかりとSEO対策が施されています。

一度システムを構築すれば広告収入を得られるページを自動的に作ってくれるので、手間を掛けず広告収入を得たい人が利用しています。

ランディングページ

商品の購入に導くため、購買意欲を煽るのに特化したページが「ランディングページ」です。
1ページだけを量産し、Web上にばらまかれていたりします。
SEO対策の内、被リンク対策のために生み出されることもあり、企業のランディングページに似せるから質が悪いです。

SEO対策の1つ「被リンク」は検索エンジンがサイトの格付けをする指標の1つで、「多くのサイトからリンクされているページは人によく読まれている。だから人から評価されている」と認識します。
被リンクが多いサイトは格付けも上がり、検索結果の上位に表示されやすくなります。

そのため、宣伝目的であちこちにリンクを貼り付けたり、無料スペースで1ページだけの誘導サイトを作りばらまくことがよくあります。
TwitterやInstagramなどのSNSでURLが貼り付けられた投稿を見かけますが、被リンク稼ぎ目的も含まれています。

ただし、このSEO対策方法は検索エンジンやSNSの仕様変更により、意味がなくなる場合もあります。

大手システムを使わなくても検索できるページ

このサイトは大手システムとはかけ離れたショボい作りをしていますが、検索から来る人は多いです。
20年以上前から語られている基本的な記述方法を使い、自分が読みやすいと思う状態にしているだけですが、現在のSEO対策にハマっているようです。

SEO対策の内容は時期により変わります

SEO対策は検索エンジンごとに異なり、その内容は一般に非公開です。

2022年11月現在では「検索したユーザーの意図を盛り込んだコンテンツ」であり、「更新がある」サイトで、「検査ロボット(クローラー)が認識しやすい適切なHTMLで書かれている」ことが、SEO対策の基本となっています。
ちなみに、これは20年以上前から語られる基本的記述方法でもあります。

わかりやすく書くと「ゴミを作るな、増やすな」ってことですね。

広告収入サイトを上位に表示するためのSEO対策を行えば、ユーザーが必要とするサイトにたどり着く事が困難になります。
それを回避するため、検索エンジンの「コンテンツ評価方法」は変わります。
被リンク評価は顕著に現れますね。

AI技術の発達により「ページ内の該当文字数チェック」ではなく「書かれている内容の濃さ、意味のある文章なのか」が認識できる様になったことで、日本語のおかしいページが検索結果に表示され難くなりました。
引用スパムも同様です。

今後は「独自性のないコンテンツは検索結果から除外される」と予測されていますが、サイトの作成側が対策を施せば、この方向性もまた変わります。

SNSの検索

SNSにもSEO対策が存在します。
どのようにすれば自分の投稿が表示されやすいか、その対策方法です。

一時期タグによるSEO対策がもてはやされ、投稿内容とは異なるトレンドのタグ付けが流行りましたが、2022年9月現在はInstagramなどの一部のSNSで不正扱いになり、垢バンの可能性が出てきました。

検索エンジンと同様に、SNSにもSEO対策のいたちごっこが展開されています。

検索する一般ユーザーはどうすればいいか

とりあえず「検索したい内容」と「関連する検索文字列」、「更に連想される関連文字列」をキーワードにしてください。
「自分が何を知りたいのか、どんな結果が欲しいのか」を明確にわかっているときは有効です。

漠然としたキーワードで検索したい時は、キーワード検索した結果表示画面を「テキスト表示」、「ニュース表示」、「画像表示」など、今までとは違う見え方にしてみましょう。
なんとなく違ったものが見えてきます。

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