Registered 2022.04.02 Update 2023.05.21 技術習得:業務系アプリQ&A,独自開発
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縦4cm×横3cmなど、指定のサイズで顔写真を収めたものが「証明写真」です。
会員証などで顔写真が必要な時は「頭のてっぺんから襟が入るあたり」を使います。
写真専門店で撮影すると「頭の位置」や「体の向き」、「ヘアスタイル」などがチェックされたうえ、専用の照明と背景と機器を使ってプロが撮影を行い、さらにそのデータを編集までしてくれます。
公共交通機関の駅や店舗の隅などに一般の方でも撮影できる自動証明写真機は、利用経験のある方も多いでしょう。
所属団体などが業者に手配して撮影することがあります。
こちらは用途がはっきりわかっているので、目的に合わせた服装で撮影します。
プロの撮影なのできれいに撮ってくれますし、データ補正までしてくれます。
私は顔ごと上を向く癖があるので「目線だけ上げてください」と指摘を受けることが多いですね。おかげでまともな写真になっています。至れり尽くせりです。
願書などの書類に添付されている証明写真を「証明証の顔写真」として利用することがあります。
プロ撮影なら時に問題ありません。
自動証明写真機使用者は微妙に困る写真があります。
素人が個人的にどこかで撮影した画像データや、それを印画紙に出力して切り取ったものにはおかしなものが混ざりやすいです。集合写真からの切り抜きとか「よくこれを添付したな」と思えるものもあったります。
再利用されることを意識しなくていい場合は、それもありでしょう。顔がわかればいいのですから。
しかし、再利用する写真の場合は「再提出」になることもあります。
基本的に顔写真は「頭のてっぺんから襟が入る範囲」を使います。場合によってはもう少し広い範囲が必要なこともあります。
本人とわかること、正面を見ていること、奇抜な服装をしていないこと、照明が暗すぎないこと・明るすぎないことなど、いろいろ条件があります。
学生証に顔写真が必要な場合、入学後にプロが撮影する写真以外に、願書に添付された写真を使う場合があります。
また、再利用時は背景を変更するので不要な部分を削除します。
私の学生時代は願書に添付された写真を使っていました。その時に何度も聞いた言葉が「違う写真を添付すればよかった」という後悔です。悪人顔になっていたり、別人になっていたりと散々だったようです。
私の仕事では学生証を扱うこともあり、願書の写真を使うときは上記の言葉を思い出しますね。
そして一般人が撮影した証明写真は「もう少し気を付ければいいのにな」と思うことが多いです。
顔写真は顧客が気にならない程度には修正しますが、限度があります。
編集で追加するにしても限度があります。無いものは無いでゴリ押すほうが多いです。
「正しい写真」を撮影してください。顔だけ気を使っても、全体が無いと意味がありません。
個人で撮影したものは余白がギリギリなものや、バランスがおかしいものが多いです。
一度、証明写真の自動証明写真機で撮影して、どのくらいの範囲が必要なのか検証してください。
上部余白が多く顔デカで使わざるを得ないときは「もっと襟を、肩を入れて撮影してくれ。そしたらキレイに小顔にできるから」と思います。
スマホやタブレットを持ち上げて撮影してたせいで、肩と腕が目につく写真があります。
おかしな姿勢の肩が写真内に入るので、他の人と並べると目立ちます。
私の場合、これは修正しません。そのまま提出しても顧客は気にしないようで、問題になったことはありません。
個人的にはすっごく気になります。
本人の癖もあると思いますが、非常に気になります。
私はこれらの修正をしません。「写真通りです」で提出します。
2重顎は予想される体形と作業時間次第で修正することもあります。必須ではないので重要視しませんが、気になるんですよね。
口を閉じて撮影してください。
口角を上げすぎて引きつった顔、片側だけ口角を上げた緊張顔を見ますが、見なかったことにします。
顔の造形は修正しません。
背景変更時に必要部分の切り抜き処理に時間がかかりすぎる場合は、利益的な問題でごまかしになります。
違和感の少ないように処理しますが、顧客的にボサ髪は許せないらしく強制カットもあります。ヘルメット化したくないのでうまく折り合いを付けますが、気になります。
被写体の髪型くらいセットしてください。
全体的、部分的におかしな色になっていることがあります。
顔色が悪い人は健康的に見えるように補正しますが、限度があります。
多少の化粧崩れ程度なら勝手に修正しますが、範囲が大きいと今時のメイクと割り切り無視することもあります。
ニキビは顧客から修正依頼が多いので、言われなくても直します。
白飛びで顔色が無い、飛んでる範囲が広い、写真撮影の問題で肌が汚く修正で使える部分が無い人など、そのまま知らんぷりしたり画像差し替えを検討します。
テカリ補正にも限界があるので、事前にテカリを押さえてください。
ペットと喧嘩して・階段から落ちて痣を作ったから補正して欲しいは「範囲と状態による」ので、できるだけ正常な写真をください。
髪の毛の色は顧客要望次第ですね。学生証なら茶色を黒っぽく直すのは当たり前になっています。照明の加減で真っ白は……顧客の要望で直しました。
色白な人が白背景で撮影後、色白加工を施した写真は顔の輪郭が背景と同化します。
Photoshopの色を認識して範囲選択する機能が使い物になりません。
背景変更をする場合は人の手で輪郭を書き起こすので、実在の人物と変わる可能性があります。まぁ、小さい写真ならOKですよね。
慣れない個人が撮影するせいか、失敗もあります。
何度か撮り直しができるので、緊張せず、気楽に撮影に臨んでください。
この手の機械はプロ撮影のクオリティは出ませんが、肌修正機能などがあるので利用するのもいいでしょう。自分で修正して真っ白お化けになるよりマシです。
撮影条件が異なる写真を同種の証明証で使う場合、出来るだけ雰囲気を似せます。
基本的に以下は最低限の補正ルールです。
撮影後の写真補正には限度があります。
最初から見栄えの良い写真があると利用しやすいです。
昨今はスマホやタブレットがあるので自分で撮影・修正できる環境ではありますが、証明写真がどのような用途に使われるのか、再利用されるのかわからない場合は、自動証明写真機かプロにお願いすることをお勧めします。
ここだけの話ですが、写真サイズが小さいので出来上がりが多少変でもスルーされます。というか、顧客側が「本人とわかればいい」とか言ってあまり見ていないこともあります。
「数年間この写真と付き合うのか」と嘆く前に、納得のいく写真を提供してください。