Registered 2022.08.03 Update 2023.05.21  自己防衛:必須なIT知識とQ&A

目次

ローマ字表記の決まりごと

ローマ字には日本式、訓令式、ヘボン式(旧ヘボン式・修正ヘボン式等)、旧ヘボン式に準じた駅名標(地域によって異なる)、道路標識の表記、自治体名の表記など、種類がたくさんあります。

どのローマ字表記が正しいかはなく、使用する分類や地域によって異なります。

そのため、地名など人名以外でローマ字を使用するときは、該当文字の表記をネット検索で調べることをお勧めします。

公文書における人名のローマ字表記

2020年1月より公文書は「差し支えのない限り『姓―名』の順を用いる」「姓を全て大文字とし(YAMADA Haruo)、「姓―名」の構造を示すこと」となりました。ただし、特例措置もあるとのことです。詳細は政府のサイト(首相官邸-公用文等における日本人の姓名のローマ字表記に関する関係府省庁連絡会議)を参照ください 。

パスポートに使用するローマ字表記

パスポートでは「ヘボン式ローマ字」を使用しています。

ヘボン式ローマ字表

パスポートに使用するヘボン式ローマ字の注意事項

尚、「ヘボン式によらない表記や別名併記を希望する場合、書類提出や事前相談等が必要」と外務省「ヘボン式ローマ字綴方表」にあります。こちらも参照ください。

名刺などの公的ではない場合のローマ字表記

上記の「公文書における人名のローマ字表記」や「パスポートに使用するローマ字」は公的なものの決まりです。

公的ではない名刺や名簿などの表記まで制限していません。

そのため、長音にOHを使おうが、ヴァをVAと表記しようが構わないようです。

ただし、公的な表記と混同したくない人は上記を参照して、ローマ字表記することが無難でしょう。

尚、私が仕事で扱う名刺等の人名表記は、基本的にパスポートに採用されているヘボン式が使用されています。順番は「名-姓」から「姓-名」に移行するものが増えています。

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