Registered 2022.08.19 Update 2023.05.16 余暇活動:趣味でIT,雑記
Registered 2022.08.19 Update 2023.05.16 余暇活動:趣味でIT,雑記
ローランド社のサックス型電子楽器です。形状はサックスに似ていて、運指がサックスと同じシンセサイザーと言えば分かり易いでしょうか。
アルトサックスより小さく、非常に軽量です。
付属のマウスピースを使います。マウスピースにはリードに似たものがついており、サックスと同じ吹き方をします。
電子機器なので外部電源を使ったり、電池で動きます。
音は内蔵スピーカー、ヘッドホン、イヤホン、外部スピーカーが使えます。
シンセサイザーなので別の楽器の音も出ます。
電子楽器の特性上、夜中でも近所迷惑を気にすることなく演奏できます。自宅でサックスが吹けるなんて夢のようですね。
所有するエアロフォンとアルトサックスとの違いは以下のとおりです。
非常に軽く筐体の作りのため高価な機器に見えず「おもちゃっぽい」です。
付属のストラップがついてきますが、スマホ用?と思うほど細いです。
頸椎や腰椎に優しいです。(両方にヘルニア持ちの感想)
エアロフォンの形状は平べったいですが、アルトサックスは筒型なので持ち方が変わります。
エアロフォンは楽器本体を体の前面に持つため、ストラップを使ったクラリネットのような持ち方になります
SAXと同じくリコーダーそっくりの運指です。
運指はAlto SAXと異なる部分があり、裏技で使用できる運指に別の音が割り当てられています。例えば開放のド#の音がひっくり返る対策などの裏技は使用不可です。
代わりにフラジオを難なく出せることや、オクターブキーが複数あるので通常ではありえない運指でありえない高音や低音が出せるなどサックス奏者ではないほうがとっつきやすい面もあります。
本体の形状が平べったくなったため手首を効率よく動かせないので、通常なら手首を動かせば届く部分でも指が届きにくくなりました。手が小さい人は使いにくいかもしれません。というか私は使いにくいと感じています。
音を出すとき息を吹き込みながらボタンを押します。キーを押さえるではなく、ボタンを押す感覚です。使い始めは疲れるかなと思います。また、指の運びは薄っぺらいパンタグラフ式キーボードから昔ながらのキーに高さのあるキーボードに移行した位の違和感があります。
シンセサイザーなので、最初から複数の楽器音が出せます。
ローランド社が充てがった音なので、実物の音を知っていると違和感で脳みそが痒くなりますが、代わりに自身では吹くことのできない楽器を演奏している気分が味わえます。
主観ですが、小中学校で使ったリコーダーよりマシ?位の音量幅かなと思います。
アルトサックスの音量幅とは全く異なります。コンサートホールで吹くようなイメージで吹くとイライラするくらい狭い幅です。
シンセサイザーなので録音して編集して曲を完成させると思ったほうがいいです。
音量調整やヘッドホン使用が可能なため、ご近所迷惑を気にせず自宅で演奏可能です。時間も気にしなくていいです。
サックス用消音機E-SAXは「隣の部屋のTVの音を邪魔しない」とありますが、邪魔どころか家中騒音でした。屋外への音漏れはかなり軽減できるのでお隣さんへの配慮にはなりますが、日中に遠慮せず演奏できるかといえば、環境次第としか言えません。
そう考えると、夜中でも自室で演奏できるエアロフォンは静かです。問題点はマウスピースから吹いた空気が本体を通る際に漏れる音は消えないので、自宅内隣室の人は気になる可能性があります。
音色設定に「音域によりサックスの種類が変わる音」があります。
ぶっちゃけ違和感しかない!ですが、一度経験してみても良いでしょう。
オクターブキーが複数存在するため、通常とは異なる運指を使うことで音域を大幅に広げることが可能です。
他の楽器の曲を編曲せずに演奏できます。
内蔵の楽器音はサックス以外の管楽器や弦楽器なども収録されています。
詳細は公式サイトでご確認ください。
個人的にオーボエと尺八とリコーダーがお気に入りです。
専用のスマホアプリと連携すると、自分だけの音を作る事ができます。
自分の演奏を電子音として取り込み、別の電子音と簡単に融合できます。
エアロフォンを持っていると「Aerophone(エアロフォン)はAlto SAX(アルトサックス)の代わりになりますか。家で楽器練習できますか」と質問を受けます。
私の答えはただ1つ。「代わりになりません」です。
形状、運指、音色、吹き方、全て異なります。全く違う楽器です。